見えない手 中国共産党は世界をどう作り変えるか
#書籍
『TOPPOINT 2021 年 3 月号』 より
中国共産党にとっては冷戦は終わっていない
共産党は、中国を世界一の国にするために、世界の同盟関係を作り変え、西洋諸国のエリートが中国の支配を歓迎するように仕向けてきた
中国系移民の富と政治力を動員して批判者を黙らせるなど
「一帯一路」 構想の真の目的
中国共産党は、世界に対し、中国が 「多国間主義の守り手」 であり、アメリカの覇権主義と単独行動主義に対抗する上で大いに必要な存在であると伝え、信じてもらいたいと考えている
中国を理解するには中国共産党を知る必要
党が中国のすべての機関を支配している
対外的な人心操作
中国共産党が大物政治家にどう影響を与えるか?
1996 年の 「チャイナゲート事件」 : 最も大胆な侵入工作のひとつ
中国の諜報員が、クリントン大統領とホワイトハウスで会談し、クリントン陣営に献金をしていた
ジョー・バイデンも中国に対する見方が甘い人間
息子のハンター・バイデンが、中国銀行を筆頭株主としたファンドを解説する取引を成立させている
→ 代理汚職 : 北京ではよく使われる手
海外で事業を行う中国企業の多くは党の影響工作に加担
国家情報法 : 全ての中国市民と組織が 「国家情報工作」 に協力し、あらゆる指示に従う義務
ジャック・マーなど、大手テクノロジー企業のほとんどの CEO も党員